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笑いのエビデンス

2024/01/11 2024/01/30

【笑いのエビデンス】「笑う遺伝子」~村上和雄②/3

「笑い」で遺伝子がスイッチON?
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遺伝子検査を行った結果は?①

前回は「大笑い」によって糖尿病患者さんの食後血糖値上昇が抑えられたという研究結果についてご紹介しましたが、今回は同時に学生に行った遺伝子検査の結果についてご紹介します。

なんと「大笑い」した学生の遺伝子は、10個がオンになり、5個がオフになったという結果が出たんです。

遺伝子検査を行った結果は?②

実験は第3回目まで行われました。第2回目は場所の移動という条件が加わったため有意な結果は得られなかったのですが、第3回目は興味深い結果が得られました。

今回はある患者さんたちは血糖値が抑えられたのですが、別の患者さんたちは血糖値が抑えられなかったんです。個人差があるということが分かったわけです。(クスリも全員に効くわけではないですからね。)

村上先生は患者さんたちの遺伝子検査も行いました。21,500個の遺伝子を解析したところ、血糖値の上昇を抑えられたひとたちの遺伝子の働きが明らかにプラスに働いたもの、すなわちスイッチがオンになった遺伝子23個が特定できたのです。そして、オフになったものはなかったそうです。

「大笑い」することで眠っていた遺伝子のスイッチがオンになるって凄くないですか?この人体の仕組みにわたしはロマンを感じてしまいます。