2024/01/24 2024/01/30
【ウェルビーイング】~前野隆史・前野マドカ④/5
幸せの4つの因子とその高め方例 https://amzn.to/48E0va0
著者は本書でウェルビーイングに関する世界の研究内容を教えてくれています。今回は先生ご自身の研究について触れられているところの一部を紹介します。著者は、幸福の対象には「地位財」と「非地位財」があると言います。前者はカネ、モノ、地位などで、後者は精神的・身体的・社会的に良好な状態、つなわちウェルビーイングのことを言っています。そして、心の状態を分析したところ下記4つの因子が得られたとのことです。
Ⅰ.「やってみよう」因子とその高め方例
「やりがいや強みを持ち、主体性の高い人は幸せということを表す因子」
⇒視野を広げて、自分がやっていることは何につながっているかを考える。(ex.石を積むか、城を作っているか)
Ⅱ.「ありがとう」因子とその高め方例
「つながりや感謝、あるいは利他性や思いやりを持つことが幸せであることを表す因子」
⇒ボランティア活動など利他的な行為を行うよう心がける。
Ⅲ.「なんとかなる」因子とその高め方例
「前向きかつ楽観的で、何事もなんとかなると思える、ポジティブであることが幸せであることを表す因子」
⇒幸せであるように振る舞う(ex.無理矢理でも口角を上げて笑顔を作る)また、自分に対しても他社に対してもポジティブな見方をする。
Ⅳ.「ありのままに」因子とその高め方例
「自分を他社と比べ過ぎず、本来の自分らしさを自覚している人は幸せであることを表す因子」
⇒他人の目を気にし過ぎず、揺るぎない自分軸を持ち、自分の強みを伸ばす。