【笑いのエビデンス】｢笑いの健康学~笑いが免疫力を高める｣①/6伊丹仁朗

第2章：笑いの免疫力と「生きがい療法」その１https://amzn.to/48DxbjB

第1章は漫画家サトウサンペイ氏との対談が掲載されていますが割愛させていただき、第2章から抜粋して紹介させていただきます。先ずは「なんばグランド花月」での実験です。３時間にわたり漫才・漫談・喜劇などで大いに笑う体験をしてもらい、その直前・直後での「ナチュラル・キラー細胞の活性（NK活性）」と「CD４（免疫力のアクセル役）とCD８（免疫力のブレーキ役）のバランス」を調べています。

「ナチュラル・キラー細胞の活性（NK活性）」について言えば、直前の値が平均レベル以下であった人は、笑い体験の直後にNK活性が上昇することが明らかとなりました。

「CD４（免疫力のアクセル役）とCD８（免疫力のブレーキ役）のバランス」について言えば、低すぎる人は、笑った後に、全員が正常値の方向へと高くなり、一方、高すぎる人は、全員が正常値の方向へと低くなることが分かりました。

この２つの実験から「笑うこと」は、①ガンに対する抵抗力を高める。②膠原病・リウマチのような免疫異常を改善させることが分かったのです。

凄いですよね～単にNK活性が上昇するというだけではなく、免疫力の低すぎる人は高くなり、高すぎる人は低くなってアクセルとブレーキのバランスも調整しているところに感動すら覚えました。